2020.03.03 子どもの歯と口の健康
だんだん暖かくなってきましたね。
新型コロナウイルスの感染を防ぐためにもマスクを着用し、手洗いうがい、消毒などをしっかり行っていきましょう。
今回は子どもの歯と口の健康についてお話します。
日本人のオーラルケアの意識が高まり、毎日の歯みがきに加えフッ素(フッ化物)を適切に使い、砂糖の摂取を控えるなどの生活習慣改善により、子どもたちの虫歯は大きく減少しています。
赤ちゃんに乳歯が生え始めるのは生後6~8か月頃です。この時期に、お母さんのかかりつけの歯科医院に行き、歯みがきの仕方を教わるとよいでしょう。虫歯の原因菌(ミュータンス菌)は唾液を介して子どもにうつるので、ご両親の虫歯を治しておくことも大切です。
健康な歯は正常な生え替わり、顎や筋肉など口の健全な成長に重要です。自治体や学校などの歯科検診のほか、1年に少なくとも2回は親子で歯科医院などで診てもらいましょう。歯科医院などでは、虫歯チェックだけでなくお子さんの発育に合わせて乳歯と永久歯の生え替わりや歯並び、噛み合わせのチェックも行い、健康な身体の土台となる歯と口の健康づくりを支援します。
歯科医師、歯科衛生士によるプロケアと、幼少期からの歯みがき習慣づくりにより、歯と口の健康な子どもを目指しましょう。