

2021.3.2 自分に合ったお口のケア

だんだん暖かくなり、春が近づいてきているのを感じますね。
コロナ感染者が徐々に減ってきていますが、油断せず感染対策はこれからもしっかりしていきましょう。
今回は自分に合ったケアについてお話します。
自分の歯みがきに自信がある人でも、実際にしっかりみがけている人は約2割しかいません。その要因には、ブラッシング方法が間違っている、自分の口内の状態に適したケアができていない、みがきグセにより効果的に歯垢を落とせていないなどがあります。
歯垢が残りやすいところは、歯と歯の間、奥歯のかみ合わせ、歯と歯ぐきの境目、歯並びが悪いところです。鏡で歯並びをチェックしつつ、みがいたつもりにならないように丁寧にケアしてくださいね。
また、ハブラシは毛先が広がると歯垢除去率が低下してしまうので、1か月1本を目安に交換しましょう。
歯間や歯並びが悪いところなど、ハブラシが届きにくいところについた歯垢を落とすには「デンタルフロス」や「ワンタフトブラシ」を習慣的に活用するのがおすすめです。
デンタルフロスは、歯間の歯垢を効率的に落とせます。ブラッシングの後に使うと、歯垢除去率が1.5倍にも高まります。
ワンタフトブラシは、みがき残しが気になるところにピンポイントで毛先が届きます。
このほか、歯の再石灰化を促すフッ素を配合したハミガキ剤や、むし歯リスクが高まる就寝中の細菌増殖を抑えるデンタルリンスなどを、日々のセルフケアに活用するのも良い方法です。
適切なセルフケアは、歯並びやお口の状態によって異なります。歯科医院などでの指導に基づいた、自分に合った歯みがき習慣で、大切な歯を守りましょう。