

2025.9.1 舌痛症について

9月に入りましたが、まだまだ暑いですね。
季節の変わり目ですのでご自愛ください。
今回は、舌の先がピリピリ痛む舌痛症についてお話します。
舌の外見には変化がないのに、舌の先端や、舌の縁がひりひりするように痛むのを舌痛症と言います。
舌痛症は比較的よくみられる病気ですが、
何が原因で舌痛症になるのかはまだはっきりとは分かっていません。
薬との関連性も明確ではありません。
入れ歯などが口に合わずに舌を刺激しているため痛む場合や、
むし歯治療の時にかぶせた金属に対するアレルギーが原因の場合もあります。
また、唾液が減少して痛む場合もあります。
舌痛症は特に40~50代の更年期を迎えた女性に多いため、
更年期障害のひとつではないかという意見もあります。
しかし、近年、有力だと言われているのが、心因性の病気ではないかということです。
なんとなく舌に違和感があるなーということから舌を気にすることになり、
それから舌が痛むようになるのではないかというのです。
舌が痛んでくると、「何か危ない病気ではないのか?」との不安が起こり、
ますます舌が痛むというわけです。
以上のように、いろいろな原因の可能性を想定して、かかりつけの歯科医院もしくは口腔外科に相談してみてください。